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LOCATION

スター社員の紹介整備

Keisuke - 航空機整備士

整備した機体が戻ってきた時がうれしい

飛行機の点検や整備は、いつも外で行われる。夏は暑くて冬が寒いのはもちろんのこと、雨の日も風の日も、時には吹雪であっても強風であっても、日々の業務を確実にこなさなければいけない。朝は出発前の5時台から、夜は運航が終わってから深夜に及ぶこともある。機体にもしトラブルがあれば、運航終了後も点検と整備がひたすら続くこともある。

ある日、飛行機にトラブルが見つかった。必死に整備をして送り出した後、「本当に大丈夫だろうか」という不安がその後もずっと頭をよぎっていた。運航状況をチェックすると、今のところは正常。それでもどこか心に引っかかっていたその時、自ら整備した機体が無事に戻ってきた。

「機体のトラブルを直した時の達成感もありますが、出発してまた戻ってくると本当に安堵します。直すことができて良かったと。自分の仕事にやりがいを最も感じる時です」

「１から作り上げていく」というメッセージに共感

羽田空港の近くに住んでいたことで、子どもの頃から、飛行機は身近な存在だった。なかなか乗る機会はなかったものの、小学生の時に初めて乗った記憶が今でも忘れられない。

「羽田を離陸する時からずっと雨でした。そして、少ししてから雨雲を抜けたのか、窓の外がパッと晴れてきて、とてもきれいな青空が見えました。飛行機に乗るとすごいなって、子ども心にそう思いました」

ジェットスターとの出会いは、通学していた航空系専門学校での企業説明会だった。それまでテレビのニュースなどでかろうじて社名を聞いたことがあった、しかも当時はまだ就航したばかりだったのもあって「1から作り上げていきましょう」という言葉が強く印象に残った。実際に働き始めて、その志が間違っていなかったことをすぐに実感した。

頼りがいある先輩と働きやすい職場環境

ジェットスター・ジャパンが所有するフランス・エアバス社のA320機は現在21機。だが入社当時、まだ1桁台だった。その中での新入社員でいきなり、さまざまな業務を任された。最初は戸惑いつつも、目の前の仕事を必死にこなすのが精いっぱいだった。

また、LCCは、大手航空会社に比べて機体の到着から次の出発までの時間が短い分、作業量は必然的に多くなる。外資系航空会社グループということで、整備マニュアルはすべて英語、その読解に試行錯誤した時期もあった。

頼りになったのは、同じ整備部門で働くベテランの先輩たち。わからないことがあればなんでも相談に乗ってくれ、やさしく的確にアドバイスしてくれた。「若手もベテランも作業に専念しやすい、良い雰囲気が今もあります。先輩方に助けられる部分はとても大きいです」

会社の成長とともに自分も成長したい

ジェットスターに入社して4年あまりが経った。当時から比べると機体の数は増え、スタッフも増えて、後輩もいる立場になった。それでも「会社はまだまだ成長する。自分も成長したい」と、国家資格である一等航空整備士の資格を取得するのが目下のところ目標だ。

日々、機体を点検・整備して送り出していく中で、ジェットスターを利用する乗客の顔が思い浮かぶことがある。入社して一時期、カウンター業務を担当したことがあったからだ。

「ジェットスターでは入社後、職種に関係なく、さまざまな業務を経験します。戸惑うこともありましたが、得たもののほうが多いです。お客様がジェットスターに求めていること、どういう方々が乗っているのかなど、整備という立場であってもイメージすることができる。今思えば、貴重な経験で、自分が整備士として一人前になる、成長する上でも役立っていると思います」

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