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LOCATION

スター社員の紹介整備

Tsuyoshi - 航空機整備士

突然起こるトラブル、先輩からのフォロー

出発を前に、乗客の搭乗が始まった。そんな時に操縦室から「システムエラー」の連絡が入る。急いで飛行機に向かい、整備を行う。出発時間は刻々と迫っていく。焦ってはいけないとわかっていても、出発の時間から遅れる、“ディレイ”してしまうのが、働き始めた当初は気になって仕方がなかった。

そんな時に支えてくれたのは、同じ“チーム”で働く整備士の先輩たち。「ミスをしないほうが先決」と、冷静かつ、しっかり自分をフォローしてくれたのがなによりも心強く、自信にもつながった。そして、整備を終え、飛行機がスポットを離れて目的地に向かっていく時の“達成感”は、いつも何事にも変えがたい。

拠点の成田だけでなく、機体にトラブルが発生すれば、新千歳や那覇に飛ぶことも、中部（セントレア）に新幹線で駆けつけたこともある。トラブルは突発的に起こる。しかも、機体の整備はいつも外なので、夏は暑くて冬は寒い。辛いと思ったことはあるけれど、辞めようと思ったことは一度もない。

勢いあるLCC、自分も成長したいと入社した

子供の頃から、何かを組み立てることが好きだった。また、休みごとに飛行機に乗って帰省していたり、空港の展望デッキでずっと飛行機を眺めていたりしたことも。気づいたら、自分の部屋に飛行機の模型が並んでいた。また、中学、高校と卓球に打ち込み、主将を務め、関東大会にも出場。その後、将来の進路を考えた時、模型ではない飛行機の実物に触れることができる「航空整備士」という仕事と資格に興味を持った。

ジェットスターを志望したのは、まだ就航して数年の新しい航空会社であること、国内LCCの中で最も“勢い”があると当時、直感したことだった。

「まだまだ成長途中の会社。自分も一緒に成長できるかなと、あの時すごく思いました」

カウンター業務の経験も整備でしっかり生きている

入社した直後、空港のカウンター業務を約3ヶ月、担当した。手荷物の超過を必死に説明したり、出発直前に搭乗ゲートで見当たらない乗客を探したりするなど、改めて振り返ると、慣れない接客業務は心身ともに大変だった。「自分は機体の整備をしたくて入社したのに・・・」と思ったことも、正直あった。

だが、その経験は、今では貴重なものとなっている。

「機体の整備だけだと、お客様と直接関わることはありません。あの時の経験があってこそ、機体を整備しながらも、出発から到着までの全体の流れが把握できている。ジェットスターで旅をするお客様のために、しっかり整備して飛行機を送り出さなければいけないという責任感を持っているのは、あの時の経験があってこそです」

目標は一等航空整備士。ジェットスターで実現したい

ジェットスター・ジャパンが保有する機体は、エアバスA320。入社して3年あまり、機体の数はずいぶん増えた。現在50人あまりのスタッフによって、点検と整備が行われている。ジェットスター・ジャパンが就航して5年、大きなトラブルは一度もない。スタッフは年代も経験もさまざま、それでも“チーム”で一体となり、ベテランが引っ張りながら若手をフォローする職場環境は非常に良いという。

自らの目標は、一等航空整備士を取得すること。受験資格の1つに、航空機整備の経験が4年以上必要で、その資格を得るのに合わせて受験するため、休日は学科試験の勉強に励んでいる。一等航空整備士になると、自分のサイン1つで飛行機が出発できる分、責任は重大だが、その目標をジェットスターで達成したいと考えている。

「航空整備士は、特に飛行機が好きならば、非常にやりがいのある仕事です。ジェットスターでは今後も機材を増やす計画があります。早い段階から飛行機に触れることができますし、ベテランの先輩と仕事をして学ぶ機会にとても恵まれていると思います。先輩方の判断力と冷静さ、公私ともに学ぶことは多いです」

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